相談室だよりNo.7を発行しました

2020年12月01日

皆さんは今、勉強はもちろんのこと講座や部活など、高校生活を通して日々様々な経験をしていますよね。それらの経験は、時が経っても色あせることなく皆さんの心の中に残っていくと思います。今回は、若いときの経験の重要さについて考えていきたいと思います。

おじいさんやおばあさん、お父さんやお母さんなど、年上の人達が「自分が若かった頃は~だったなあ」という話をしているのを耳にしたことはありませんか?思い出話の多くは、10代後半から30代前半にかけて自分が経験したことであり、この時期の経験に思い出話がかたよる現象を『レミ二センス・バンプ』と言います。

レミ二センスは「回想(過去を思い出すこと)」、バンプは「コブ」という意味で、レミ二センス・バンプとは回想のピークを表します。

なんで10代後半から30代前半にかけてなの?』

子供から成熟した大人へと成長する過程であり、個人の価値観が形成される時期だからだとされています。自分の価値観を支える大切な記憶として、この時期に経験した出来事を脳はいつでも取り出しやすいところに置いておくので鮮明によみがえるということですね。

これから経験する出来事は、記憶だけではなく、皆さんの人間的な成長にも大きな影響を与えます。皆さんが、将来どのような大人になるかは「今」そして「これから」の経験次第とも言えるかもしれません。


『良い思い出を沢山作ろう!』

過去に経験した出来事は、自分の考え方や解釈の仕方で見え方が変わってきます。一見上手くいかなかったように思えることでも、とらえ方によっては辛いときに自分を支えてくれる貴重な思い出になります。結果だけではなく、自分が経験したことにどのような意味づけをして、そこから何を学ぶかが大切です。

例えば、持久走大会は人によっては辛かっただけの記憶でしかないかもしれません。しかし、別の人には早く走れなかったとしても、完走したことで達成感が伴った記憶として残り「諦めなければ最後までできる!」という自信につながったかもしれません。

自分が年を取ったときに懐かしいと感じる出来事の多くを皆さんは今経験しています。思うようにいかないときもありますが、皆さんは今、成熟した大人に成長するために欠かせない貴重な時間を過ごしています。失敗を恐れずに色々なことに挑戦して沢山の思い出を作っていきましょう!