『相談室だよりあおぞら』No.4を発行しました

2021年09月06日

東京教育カウンセリング研究所では、東京文理学院の生徒に向けて定期的に『相談室だよりあおぞら』を発行しています。

先日発行したNo.4は、「お化け屋敷と心理学」がテーマとなっています。

【相談室だよりあおぞら No.4】

夏休みが終わり、学校が始まりました。コロナウイルス感染症の影響で今年の夏も外出自粛を余儀なくされましたが、夏と言えば、海やプールに加えてお化け屋敷や肝試しを連想する人もいるかもしれません。背筋が凍るような怖い体験をすることで夏の暑さを忘れる、夏の風物詩ですよね。

お化け屋敷と心理学

お化け屋敷と心理学には意外な共通点があります。夏休みが明けて、「なんだかやる気がでない」、「なんだか不安な気持ちになる」という人もいるかもしれません。理由はよくわからないけどスッキリしないということと、お化け屋敷の「なんだか怖い」は実はよく似ているのです。

『どんなところが似ているの?』

どちらも「実際に何が起きているのかよく分からない」ということです。お化け屋敷のいろいろな仕掛けは、昼間に明るいところで見たら、あまり怖くないでしょう。「あっ、ここに人形があるのか」などと冷静に考えられると思います。でも、先がほとんど見えない建物の中だったら、「この角を曲がったら何が出てくるんだろう...」、「この先にはお化けが潜んでいるんじゃないか...」と怖い想像が膨らんでしまうのです。

学校生活でのなんだかスッキリしない感じにも、似たようなところがあります。自分の心の中を照らしてみたら、「勉強の○○に躓きを感じているからやる気が出なかったんだ」、「友達との○○のことが引っかかっていて、行きたくない気持ちになっていたのか」と、理由を分析して対処することが出来るかもしれません。心の中がよく分からないと、どうしたらいいのか分からず、お化けの想像が膨らむように、モヤモヤした気持ちが膨らんでしまうのです。

スクールカウンセリングではそんなモヤモヤに対し、その人の心の状態を整理し、どうしたらいいのかを一緒に考えていきます。心の中を照らして見えてくるものがあれば「なんだ、そんなに落ち込む必要はなかったんだ」、「ここに躓いているのなら、こうすればいいのか」と解決策を見つけていけるのではないかと思います。

何が起きているのかよく分からないといった状況では、不安感が増幅されてしまいがちです。モヤモヤの原因や理由を正しく理解すればこそ、ストレス軽減につながる適切な対処が可能になります。

何となくやる気が出ない、モヤモヤするなど気になることがあれば、いつでも気軽にカウンセラーに声を掛けてくださいね。